2020年1月からNHKで放送される大河ドラマ「麒麟が来る」は明智光秀が主人公です。
明智光秀を主人公に織田信長、斎藤道三、今川義元、豊臣秀吉、徳川家康など戦国時代を代表する武将が天下をとるために争うところを描いています。
歴史的にも関心が高い時代を描いているので「麒麟が来る」は非常に注目されています。
今回は明智光秀を主人公にして今迄、語り継がれてきた明智光秀の謀反者との悪いイメージから視点を変えて、悪役ではない明智光秀が描かれています。
そこで、大河ドラマを楽しくみるために麒麟が来る|大河ドラマの3つのポイントを知り3倍楽しむ方法ついてお伝えします。
【麒麟が来るポイント1】「麒麟が来る」とはどんな意味か知る
「麒麟が来る」と聞いたら、誰もが動物の「キリン」か「麒麟ビール」を最初に思い浮かべるのではないでしょうか。実は動物のキリンでもなく麒麟ビールでもないのです・・・
動物のキリンや麒麟ビールを描いたドラマではないのですが、全く関係がないとも言い切れないのです!
えっ?!!
関係ないのに、関係がないこともない・・・
意味が分かりませんよね。
分かりやすく言えば、大河ドラマの「麒麟が来る」の麒麟は中国では、想像上の霊獣です。
想像上の霊獣である麒麟が現れるのは、
「王が仁ある政治を行った時に現れる」とされています。
「麒麟が来る」の主役である明智光秀が生きた時代は応仁の乱の後飢えと戦後の苦しみに人々はとても苦しんでいました。
民衆は「いつこの苦しみから解放れて、仁ある政治をとってくれる王はいつ現れるのか」その時に必ず現れる麒麟が見たいと願い、待ちわびていました。
ドラマでは「麒麟がいつ出現するのか」この「麒麟は一体誰のことを指すのか」を問うことが狙いとなっています。
動物のキリンはこの中国の霊獣に似ていることから名付けられ、麒麟ビールのラベルにもこの霊獣が描かれています。
「麒麟が来る」のキリンが動物のキリン、麒麟ビールの麒麟に全く関係がないとは言い切れないのはこれらの理由です。
麒麟ビールのラベルにはこの霊獣に因んだ麒麟が描かれています
↓
今日は #昭和の日!ということで、昭和60年頃のあの商品をご紹介します。
今と少し違うラガー。そしてもうひとつの青いラベル、当時の営業が懐かしい、とつぶやいています。#懐かしいと思ったらRT #わかった人RT pic.twitter.com/It59xjgrlU— キリンビール / KIRIN BEER (@Kirin_Brewery) April 29, 2016
【麒麟が来るポイント2】麒麟が来ると名付けたのは何故か知る
明智光秀と言えば、今まで裏切り者として人々に印象づけられてきた存在です。しかし、時代がもし違っていれば名君となっていたかも知れません。
何故なら、明智光秀が統一した地域ではとても慕われていたからです。
わずか3日間でしたが、天下をとることができた人物です。
今まで明智光秀は脇役として扱われてきましたが、主役とすることで、民衆の願うこの時代の平和は一体いつ来るのかを問いかけています。
そして、明智光秀を主人公に織田信長、斎藤道三、今川義元、豊臣秀吉、徳川家康など戦国時代を代表する武将が天下をとるために争っている不安定な時代を「麒麟が来る」と表しています。
【麒麟が来るポイント3】麒麟が誰か?を想像する
「麒麟が来る」では、今までとは違った視点から明智光秀が表されています。
1467年応仁の乱が起きてから不安定な時代は約100年続きました。反戦と飢えで苦しんでいる民衆を明智光秀が統治した地域を明智光秀が命がけて守りました。
その命がけで守ってくれた姿が民衆に伝わり、民衆からはとても慕われていました。
例え、3日間だったとしても天下統一した力が明智光秀にあったのです。
もしかしたら、時代が違っていたら英雄になっていたかも知れません。
今まで400年間、明智光秀は織田信長を裏切った悪者とのレッテルを貼られて語り継がれてきました。
しかし、明智光秀が私的な恨みで織田信長を討ったとは考えにくい説も残っています。
それは織田信長の命令でもあった領地の復興に貢献していたからです。
明智光秀の丹波国の領民からは今でも慕われています。
その功績とは、福知山城を建設して治水工事、地子銭(土地税、住民税)免除などを積極的に実施して丹波国を経済的に豊かにしています。
福知山城についてご紹介してます。
↓
お城めぐり(9)明智光秀が築城した福知山城Fukuchiyama Castle(Fukuchiyama City, Kyoto Prefecture) https://t.co/wdJPXmnPmV @YouTubeさんから
— STOPtheFOOL反戦反核亀ガメラ怒 (@kamezuki) November 16, 2019
これらの明智光秀の半生の貢献度からすると、今まで解明されなかった理由があるのかも知れません。
応仁の乱の後の荒れた時代を誰が一体どう立て直したのか。
「王が仁ある政治をする時に必ず現れる麒麟」
麒麟とは誰でいつ現れるのか?を問うことが「麒麟はくる」の最大のテーマとなっています。
まとめ
麒麟が来る|大河ドラマの3つのポイント知り3倍楽しむ方法についてお伝えしました。
明智光秀は織田信長に謀反を起こして脇役として語り継がれてきましたが、明智光秀の半生を描くことで、今迄解明されていなかった明智光秀の考えを知る事ができます。知られていなかった部分に人々の関心を向けることが狙いとなっています。
「麒麟が来る」は本当に王が仁ある政治をした時だけに現れる霊獣です。その霊獣は一体誰でどのように現れるのかを視聴者に問いかけています。
ドラマを見る前に3つのポイントを知れば楽しさも3倍増になりますので参考にして下さい。