商売繁盛の神様で知られる兵庫県西宮市にある西宮戎神社に訪れる参拝客は、十日戎が開催される3日間で100万人にも達するほどの熱気あるれるイベントです。
そこに毎年巨大マグロが奉納されます。が人々が行列を作って順番に5円玉や10円玉などの硬貨を貼り付けています。
一体どんな意味があり、どんなご利益があるのでしょうか。探ってみました。
西宮戎神社での巨大マグロに硬貨を貼り付ける様子
綺麗に並んだ5円玉、10円玉、などの硬貨が素晴らしい!一度貼り付けたら落ちない?!
十日戎に奉納されたマグロにお利益を求めて5円玉や1円玉を貼り付ける人たちって何なんだろう?1円玉を貼り付けたって、得られるご利益も1〜10円程度なんじゃないだろうか? pic.twitter.com/wdjo6kyf5C
— ano_ano (@ano_ano_ano) January 8, 2020
マグロに硬貨を貼り付けるとどんなご利益があるの?
マグロに5円玉や他の硬貨を上手く貼り付けることが出来たら「お金が身につく」とされています。
貼り付け硬貨は1回で成功せず、何枚かの硬貨を犠牲にしてやっと貼り付けることができます。
「お金が身につく」ことは縁起がいいですね。
どうしてマグロなの?
そもそも神戸市東部水産物卸売協同組合がその年の大漁を願ってマグロを奉納したことかがきっかけで凍ったマグロが本殿に大き過ぎて入らなかったので、外に置きました。
外に置いたことで、参拝客の誰かが5円玉などの硬貨を貼り付けたことから、広まったのではないかと考えられています。
神戸市東部水産物卸売協同組合の奉納は昭和45年から始まり今年で50年となりましたが、マグロに5円玉などの硬貨を貼り付けることがこれだけ定着して名物となってしまった為、やめるにやめれなくなってしまった。というのが本音の様です。
これは関西にしかないことですが、関東の方でも関心が高まっています。近いうちにブームが飛び火するのではないでしょうか。
9日〜11日の十日戎開催中の3日間巨大マグロはカチカチに凍っている為、解けません。十日戎が終わったら、解体して、神社関係者に配られます。
(まとめ)
マグロに硬貨を貼り付け商売繁盛を祈祷するとどんなご利益があるの?についてお伝えしました。
商売繁盛の神様「えべっさん」の境内に名物となった巨大マグロの硬貨の貼り付けは、誰が考え出したのかは不明です。
とても縁起が良いので、商売が繁盛するように願いを込めてにしっかりと「お金を身につけたい」ものです。